アブルッツォの赤
1月28(火) PM 1:00 天候 晴れ 気温13℃ ユーロ / 140.43円
昨日、モンテプルチャーノを2種試飲してみました。
VIN は共に2012年。
何れもそのメーカーのスタンダードなベースラインで、
価格も1000円台前半の上代設定です。
日本のカジュアルなイタリアレストランにおける この品種の占有率は高く、
特にアブルッツォのそれはグラスワイン用に使用されるケースが多いのではないでしょうか。
いわゆる味わいにクセがなく、飲み易い、万人受けする品種であり、
それでいて、そこそこ飲み応えもあり、CPも高い。
非常~に重宝する品種なんです。
生産者も大手から小規模生産者まで幅広く、
中でも圧倒的な生産量を誇る協同組合のチトラ社を除き、
このファルネーゼは近年急成長したワイナリーではないでしょうか、
現在はアブルッツォだけに留まらず、更に南部のエリアまで攻め込む大企業です。
(ワイン生産以外にもロードレースチームのスポンサーもしてます)
Montepulciano d’Abruzzo 2012 / Fantini Farnese
さて、そのファルネーゼの味わいですが、
一言でいえばモダンテイストなモンテプルチャーノ。
樽香も強目で、程よいボディがあり、甘く柔らかいアフターで〆るタイプ。
Montepulciano d’Abruzzo 2012 / Poderi d’Avalos
続いて新入荷のポデーリ・ダヴァロスのモンテプルチャーノです。
輸入元さんからの案内では・・・
『果実味濃厚、飲み応え抜群のグラマラス系モンテプルチャーノ』との事です。
残念ながら私個人この手のタイプは受けつけない年齢になってしましましたが・・(笑)
一般的な需要は大です。
味わいはストレートな果実味を感じ、確かに濃厚でグラマラス。
少々荒々しさはあるものの、ファルネーゼに比べ造り上げた感は少なく、
あくまでもシンプルな果汁。
根本的にこの2種に共通する味わいのベースとなる厚い果実味は同じですが、
それを覆うビジュアルが異なるようです。
カジュアルなフルボディワインをお探しの方にはオススメです。
以上、