フリウリの白・赤
Emilio Bulfon
本日はフリウリの新入荷ワイン、エミリオ・ブルフォンの3種です。
シャリン、フォルジャリン、ピクリット・ネーリ、
この3種、忘れ去られ絶滅に瀕していたフリウリの土着品種です。
MWジャンシス・ロビンソンの品種ガイドにも記載されていません。
初試飲です。
Sciaglin 2009
Forgiarin 2009
Piculit Neri 2009
5日間かけ3種試飲しましたが、
白のシャリンは予想を大幅に覆す味わいでした。
北部のワインらしい綺麗な酸はなく、
南国フルーツの熟した果実感さえ感じました。
赤のフォルジャリンは口当たりまろやかで、
若干の甘さを伴う飲みやすいワインです。
最後にピクリット・ネーリですが、輸入元資料では、
【色はロゼに近い紫かかった薄いルビー色になります。
ロースト香のニュアンスを奥に感じバニラや梨の花の香りの
ニュアンスもありデリケートな香りが特徴的】
ですが、
どう見ても濃い目の色調で、南部の濃密なワインを想像させます。
タンニンの量も豊富で、果実味のボリュームもあり、
総体的にはバランス良く美味しいワインなのですが、
フリウリを想像して飲みますと、
かなり裏切られてしまいますね!
まだまだ未知のワインが沢山です。
いい勉強になりました。