イタリアワイン 世界1位
イタリアがフランスを抜き、世界第一のワイン生産国になりました。
これは欧州委員会が発表した2010年収穫の最終データから明らかとなった。
同年、イタリアのワイン生産量は4,960万ヘクトリットル、
一方フランスは4,620万ヘクトリットルで、前年対比1%減であった。
フランスはイタリアと比べブドウ栽培面積も広いにも関わらず、
生産量でイタリアに追い抜かれたことになる。
さらに、2011年1~4月期もイタリアワインの輸出は好調で、
前年同期比15%増となっている。
アメリカへ向けた輸出額は前年比31%増で、
これまで第一位だったドイツを抜いた(輸出量ではドイツがトップ)。
ヨーロッパ圏内へ向けた輸出も好調(前年比6%増)だったが、
特に中国へ向けた輸出は146%増と大幅に増加した。
2010年のイタリアワインの総売上は78億2千万ユーロ(約9千億円)だった。
中部ヨーロッパの多くの国々は天候不順の影響を受け、
前年と比べ生産量が減少している(ドイツ前年対比25%減、チェコ36%減、
ハンガリー39%減、オーストリア35%減、ルーマニア51%減、
フランス1%減、イタリアは前年と同じ)。
EU全体の生産量は1億5,720万ヘクトリットルで、前年比3.7%減となった。
【ワイン情報記事より】